「萩 三二賞」 創設について

 東海大学機友会では、このたび萩家からのご寄付と機友会からの拠出金を原資に、故萩 三二先生の偉業功績を後世に伝えたく「萩 三二賞」を創設いたしました。

 11月3日東海大学機友会親睦会にて表彰を致す事になりした。
選考基準は卒業後、社会において学術・教育・文化などの活動を通じて卓越した業績をあげられた、個人又はグループに授与致します。

会 長  内山 晧

故 萩 三二先生のプロフィール

 萩 三二先生は1926年東京生まれ(2013年8月15日他界、享年87歳)。
 先生は1986年東京大学より工学博士の学位を授与されました。
 東海大学には創設者「松前重義先生」をお慕いして、1959年から奉職され、1998年3月の定年退職まで、39年の長きに亘り学園の発展に大きな貢献を致しました。
 教育現場はもとより学園発展の為、奉職中に歴任された要職は、東海大学理事・評議員、工学部長、第二工学部長、大学院工学研究科委員長、副学長、短期大学部学長、九州東海大学学長、等々、学園の基礎を築かれた功績は多大です。
 特筆すべきは、これらの成果に対して、2001年(平成13年)11月に天皇陛下より「勲三等旭日中勲章」叙勲されました。


萩 三二賞受賞 お目めでとうございます
  この度、東海大学工学部の創設者のお一人でもあり、またこの東海大学機友会の要でもありました萩三二先生の功績を称え、萩三二賞が設けられたことを大変嬉しく思います。
 本賞の選考基準は本会会員の中で、社会において学術・教育・文化などの活動を通じて卓越した業績を上げられた個人または団体となっております。
 本賞受賞者に選ばれました康井義明氏は萩先生を大学内部で献身的にお支えし、教育・研究において素晴らしい業績を残され、またご退職後も地域の科学教育に貢献されております。
 河西正彦氏は本同窓会の会長という立場で萩先生を外部からご支援され、また経営されている会社の事業及び日本機械学会等の学会活動を通じて社会に貢献されております。
 藤田征樹氏には萩先生との接点がないかもしれませんが、皆様もご存じの通り、大学院に在学中からパラリンピック等の世界的大会で好成績を残され、学科・専攻のみならず大学の名誉向上に著しく貢献されています。
 以上の通り、今回選出された三名の方々は、萩三二賞第一回目の受賞者として相応しい方々であり、受賞を心よりお祝い申し上げますと共に、今後の益々のご活躍を期待しております。
 学科主任 森山 裕幸
 
 第一回受賞者プロフィール(五十音順)
 *河西 正彦 氏(1966年土大学院修士修了)
   神奈川県大和市中心に、関連5社の会社経営、大和商工会議所や大和ロータリークラブにて要職を歴任し、現役で社会貢献を継続中です。
   (一社)日本機械学会関東支部神奈川ブロックより2002年度「技術賞」を授与される。
 
 *藤田 征樹 氏(2008年土大学院修士修了)
   2008年度北京、2012年度ロンドン、2016年度リオ各パラリンピックの自転車競技に出場して通算5個(銀B、銅A)のメダルを獲得する。
   我々に勇気と感動を与えて頂く。(2020年東京パラリンピック出場をめざして特訓中です。)
 *康井 義明 氏(1966年土大学院修士修了。1980年大学院博士修了)
   「町田少年少女発明クラブ」創設、会長として科学教育・育成を実践。
   全国少年少女チャレンジ創造コンテスト第一回よりトップ賞。 少年少女発明特許多数獲得。
   アイデアのもづくり展で総理大臣賞など。 (一社)日本機械学会フェロー、東海大学名誉教授。
 

 <受賞者各氏のコメント>